Obsidian / Publishと代替

公開サービスと、生成・配信の役割を選ぶ

Obsidian Publishは必要か
Quartzと配信先を比べる

ノートをWebで読める形にする方法を、管理を任せる範囲と自分で行う作業から選びます。Publishの公式説明と、Quartzをこの環境で実ビルドした結果を分けて整理しました。

ホスティングを任せるか、生成物を自分で管理するか

PublishはノートをWeb公開する公式のホスティングサービスです。QuartzはMarkdownからサイトを生成するツールで、生成物の配信先を別に選びます。GitHub Pagesは、その配信先の一つです。QuartzとGitHub Pagesを組み合わせる場合、生成と配信の二つの役割を扱います。

公開したいノートを選び、サイトのホスティングをサービスへ任せたい場合はPublishの条件を確認します。コマンド実行や設定変更、配信先の管理を自分で行える場合は、Quartzなどの静的生成を小さなノートで試します。保存しただけのノートをWeb公開する必要がなければ、公開用の追加サービスを選ぶ前に目的を決めます。

Publish・Quartz・GitHub Pagesで、担当する範囲が違う

選択肢役割と自分が行うこと今回の確認
Obsidian Publish公式のクラウドホスティング。アカウントとPublish契約を用意し、公開するノートとサイトを管理する。公式Introduction/Set upを固定ソースで確認。契約・Publish実操作・実公開は未実施。
QuartzMarkdownなどからサイトを生成するツール。Node/npm、設定、入力ファイル、生成物を自分で扱う。v4ブランチの固定commit、package 4.5.2で実npm ci・ローカルビルド・ブラウザー表示。
GitHub Pagesリポジトリから静的サイトを配信するサービス。リポジトリ、公開元・workflow、公開/非公開とプラン条件を管理する。公式資料を固定ソースで確認。新規リポジトリ作成・設定・デプロイ・実配信は未実施。

この表は機能のすべてを比較するランキングではありません。Quartzでビルドできたことは、Publishと同じサービス機能や、GitHub Pagesからの配信成功を意味しません。

料金は、契約・配信先・運用を分けて確認する

Publishの現行金額は、今回の環境では未再確認です。最新の金額と年払い・月払いの請求期間はObsidian公式料金で確認してください。この実ビルドの成功から、Publishが無料になるという結果は得ていません。

固定したQuartzソースはMITライセンスでした。これはソフトウェアの利用条件で、配信先、独自ドメイン、更新作業まで費用が一律ゼロになるという条件ではありません。今回の実行費用も不明です。

固定したGitHub公式資料は、GitHub Freeと組織向けGitHub Freeでは公開リポジトリでPagesを利用でき、Pro/Team/Enterpriseの条件では公開・非公開リポジトリに対応すると案内しています。実際に選ぶアカウントのプラン、公開範囲、制限と契約条件を確認します。こちらも今回、アカウントやホスティングの設定を変えていません。

既存の料金一覧は2026年9月9日に公式表示を確認した記事です。今回それを現行料金の独立確認として扱わず、最新の購入条件は公式確認を要する情報として分けます。Publishと端末間同期のSyncも別サービスです。

小さな三ノートと添付で、生成を確かめる

利用者の保管庫ではなく、著者作成の架空の日本語Markdown三件とSVG一件を直接用意しました。frontmatterのtitle/tags/日付、wikiリンク、添付が対象です。日付はfixture内の固定値で、Web公開日ではありません。

fixture/
  index.md
  手順/確認.md
  参考.md
  assets/fixture-diagram.svg

index → 手順/確認 → 参考 → index

入口ファイルの保存全文は340 bytesです。Obsidianのエディターで作成した記録ではありません。

入口Markdownの全文を見る
---
title: 著者作成の公開前メモ
tags: [検証]
created: 2026-09-30
modified: 2026-09-30
---

# 著者作成の公開前メモ

これはローカルビルドのための架空の短文です。利用者の記録ではありません。

次は [[手順/確認|確認ノート]] を開きます。

![[assets/fixture-diagram.svg]]

固定ソースを展開し、依存と設定を確認してビルドする

  1. 公式Quartzのv4ブランチを確認し、commit d25a6eabf96751ffca56f8a8139272def7a65041のソースアーカイブをscratch内に展開しました。
  2. README、MITライセンス、package.json、package-lock.json、CLIのビルド処理を確認しました。package versionは4.5.2、必要版はNode 22以上・npm 10.9.2以上です。実際の環境はNode 24.19.0・npm 11.9.0でした。
  3. 固定したlockfileでnpm ciを実行しました。491 packagesがインストールされ、exit 0。lockfileの597 entriesは対応OSなどの依存も含む記録で、インストール表示件数と同じ意味ではありません。元lockfileのbytesは変わっていません。
  4. 私的設定を変え、三ノートを対象にQuartz CLIで生成しました。設定変更と初回の失敗を次に説明します。

実行したコマンドの形は次のとおりです。例の入出力フォルダは、自分が用意した場所を指定します。

npm ci --no-audit --no-fund
node quartz/bootstrap-cli.mjs build   --directory /path/to/fixture   --output /path/to/generated   --concurrency 1

実行ログにはscratch内の絶対パスと隔離したnpm cache指定を残しています。ここで示したpathは説明用の置き換えです。auditを省いたコマンドで、依存のセキュリティ監査を通過したという意味ではありません。記事は公開サーバーへのデプロイ手順を実行した記録ではありません。

このローカル例で変更した設定

項目今回の設定と確認範囲
表示・接続先日本語locale、著者作成タイトル、localhost base URL、analytics null、外部fontを使わないsystem font。
日付frontmatter/ファイル属性を優先。ソースアーカイブを使い、Git履歴を日付の証拠にしていません。
任意OG生成CustomOgImages emitterを無効化。Quartzの独自OG生成は未検証です。
数式初回は標準Latexが外部KaTeX CSS/JSを要求し、環境側でブロックされました。数式のない同じfixtureで、未使用Latexを無効にして再ビルドしました。

二回のビルドはともにexit 0、各20ファイルを生成しました。初回生成物と失敗したブラウザー記録を残し、設定変更後の生成物を別のフォルダで確認しています。標準Quartzが外部通信をしないという結論や、数式の互換性には広げません。

生成したHTML、wikiリンク、添付を実際に開く

ローカルサーバーで生成物を開き、320/390/768/1440 pxの四幅を確認しました。title・日本語本文・検証タグ・SVGを読み、入口→確認→参考→入口を各幅で実際にクリックしました。合計12クリックの有限な確認です。

生成したQuartz入口を1440幅で開き日本語本文とSVG添付が見える実ブラウザー画面
1440幅の実ローカル表示。著者短文と添付を確認。 原画像を開く
Quartz入口を390幅で開いた日本語タイトル検証タグ確認ノートへのリンクとSVG
390幅の実画面。frontmatter題名、タグ、本文とwikiリンク。 原画像を開く
wikiリンクで確認ノートを実際に開き参考ノートへのリンクが見える390幅の画面
入口のwikiリンクをクリックした後の確認ノート。 原画像を開く
参考ノートを開き公開や同期の結果ではないという本文と入口へ戻るリンクが見える画面
参考ノートの実画面。表示位置はそのままで、上部は一部切れています。 原画像を開く

生成HTML三件、CSS、JS二件、contentIndex、SVGの計八件は、localhostの実HTTP応答と生成原本のbytes/SHA256が一致しました。添付SVGも入力原本と同じ内容です。設定変更後の四幅では横はみ出しと当該ページのconsole/page/resourceエラーはありませんでした。

画像内のグラフやバックリンクwidgetは表示されていますが、その全機能は試していません。fixture内に本文見出しも書いたため、Quartz側の記事題名と重なって表示されています。現行の料金確認、SEO性能、大Vault、Web公開の証明として数えていません。

実ビルドに使った四ファイルを保存する

次のファイルは、実ビルド入力の原本と同じbytesです。表の相対パスを保ち、Markdownと参照する添付を一緒に管理します。読者側での取り込みや別環境のビルドは未検証です。

入力内の相対パス元ファイル
index.mdindex.mdを保存(340 bytes)
手順/確認.md確認.mdを保存(284 bytes)
参考.md参考.mdを保存(256 bytes)
assets/fixture-diagram.svgfixture-diagram.svgを保存(502 bytes)

よくある質問

ObsidianのノートをWebで公開するには、Publishの契約が必須ですか?
Publishを使う場合は、公式の案内ではObsidianアカウントと有効なPublish契約が必要です。別の方法として、QuartzでMarkdownから生成したサイトを、自分で選んだ配信先に置く構成があります。今回はQuartzのローカル生成まで確認し、Publish契約や外部配信は試していません。
QuartzとGitHub Pagesは、同じ種類のサービスですか?
QuartzはMarkdownをHTML・CSS・JavaScriptなどへ変換するツールで、GitHub Pagesはリポジトリから静的サイトを配信するサービスです。Quartzで作った生成物をGitHub Pagesなどへ置く構成になります。GitHub Pagesへの設定・デプロイ・実配信は今回行っていません。
Publishや代替方法の料金は、どこで確認すればよいですか?
Publishの最新金額と請求期間は公式料金ページで確認します。今回の環境では現行料金ページを再取得できず、現行金額は未確認です。Quartzの固定ソースはMITライセンスでしたが、配信先、ドメイン、運用の費用は別に確認します。GitHub Pagesの公開・非公開リポジトリのプラン条件も公式資料を参照します。
今回のQuartz確認だけで、Web公開や全機能の互換性を判断できますか?
判断できません。三つの著者作成Markdownと一つのSVGについて、固定commitのローカルビルド、四画面幅、内部リンクと生成ファイルを確認しました。未使用のLatexと任意OG生成を無効にするなどの設定変更があります。数式、大きな保管庫、全Obsidian機能、外部配信、同期、SimpleMemo連携、速度や生産性は未検証です。

固定ソースと、確認できた範囲

実ビルド・ブラウザー確認のUTC日は2026年9月30日、日本時間は2026年10月1日です。Node/npm/Quartzの実版、source/lock、設定差分、初回失敗、保存原本は検証記録にまとめます。初回ブラウザーの言語期待値誤りと、失敗JSON一件の上書きによる欠落も明記しています。

  • 実行確認:私的CLIのnpm ciと二ビルド、設定変更後のローカル四幅・内部リンク・添付・HTTP原本照合。実Obsidian GUI入力は行っていません。
  • 公式説明:Publish introduction/setup、Quartz source/docs、GitHub Pages役割・プラン条件を固定commitで確認。
  • 未確認:Publish現行金額・契約・実操作、GitHub Pages/他配信先のデプロイと配送、数式・任意Quartz OG・全機能、iOS/Sync/SimpleMemo、全環境・速度・生産性・流入効果。

出典

本サイトは独立アプリ「Obsidian連携シンプルメモ」の開発者サイトです。Obsidian/Quartz/GitHubの公式記事ではなく、これらの契約や配信を代行した結果でもありません。