シンプルメモ vs メモポスト
どちらを選ぶべきか
メモポストはAIの行動提案と、AndroidやMacでも使えることが強み。シンプルメモは書き始めの速さと、アカウント登録が要らないことが強み。AI提案が欲しいならメモポスト、すばやく書いてメールに送りたいならシンプルメモ。用途で選ぶのが正解です。
メモポストとは
メモポスト(NotePost)は志田雅貴(Masataka Shida)氏が開発したメモアプリで、メモを自分のメールに送信する機能を備えています。大きな特徴は「メモポストAI」というAI機能で、送信したメモの内容からアクション提案を自動生成します。iPhoneのほかAndroidでも使え、開発者によるとMacでもApp Storeから入れられます。ノイズレスデザインを追求しています。無料プラン(メール送信は月20件、メモポストAIは月5回まで)があり、Captioの代替としても知られています。ただし、サービスの利用にはアカウント登録が必要です。
メモ送信アプリ市場の現状
「メモをメールで自分に送る」というカテゴリは、Captioが2010年頃にiOSアプリとして開拓しました。シンプルなコンセプトと美しいUIで多くのユーザーに愛されましたが、App Storeから撤退し、2024年10月にはクラウドサービスも終了しました。同じカテゴリには、Email Me App、Note To Self Mail、Moca、メモポストなどがあります。Obsidian連携シンプルメモは2026年現在も継続的にアップデートを重ねているアプリです。Outboxオフラインキュー、AES-GCM端末内暗号化、Cloudflare Workers経由のワンタップ送信などを備えています。Captioのワークフローに着想を得て、2026年の技術で作り直したメモ送信アプリです。
比較表:シンプルメモ vs メモポスト
| 項目 | Obsidian連携シンプルメモ | メモポスト |
|---|---|---|
| 起動速度(iPhone 16e・ウォーム起動の実測) | 0.4秒(即入力可) | 当サイトでは未計測 |
| ワンタップ送信 | あり(メール直送) | あり |
| AI機能 | 端末内AIがタイトル・タグ・種別を付与(Obsidian連携で「AIタグ自動追加」をオンにしたとき) | メモポストAI |
| 使える端末 | iPhone・Apple Watch | iPhone・Android(MacはApp Storeから) |
| アカウント不要 | 既存メールのみ | アカウント登録必須 |
| オフライン対応 | Outbox自動再送 | 公開情報では確認できず |
| 暗号化 | AES-GCM(端末内) | 公開情報では確認できず |
| 無料プラン | 1日3通まで(「Obsidianのみに保存」はPremium) | メール月20件・AI提案月5回まで |
| 多言語対応 | 10言語(日本語・英語ほか) | 日本語 |
4つのメモ送信アプリの違い
-
1
UIデザインの方向性
メモポストはAIの行動提案などの機能を備えています。シンプルメモは入力欄と送信ボタンが中心の画面です。画面をできるだけ単純にしたい方にはシンプルメモ、AI活用を求める方にはメモポストが合います。 -
2
アカウントと送り先
メモポストはアカウントを作って使い、送れるメールの数はプランごとに決まっています(無料は月20件)。シンプルメモはアカウントを作らず、送り先に自分のメールアドレスを設定して使います(別のアドレスに変えるときは、あらためて認証します)。連携を設定すればObsidianのノートにも追記されます。 -
3
メモの中継と保存
メモポストがメモをサーバーに保存するかどうかは、公式サイトでは確認できませんでした(AI提案はメモの内容をもとに作られます)。シンプルメモはCloudflare Workersリレーでメモを中継するだけで、Simple Memoのサーバーにメモ本文を保存し続けません。 -
4
価格設定
メモポストは無料プラン(メール月20件・AI提案月5回)のほか、プロ(月額550円・月100件・AI月50回)とエキスパート(月額880円・月500件・AI月250回)があります(公式サイトの価格。アプリ内課金では高くなります)。シンプルメモは1日3通まで無料(「Obsidianのみに保存」はPremium)。Premium(月額500円・年額5,000円)で送信無制限です。
どちらを選ぶべきか
- とにかく速くメモを送りたい(0.4秒起動、iPhone 16e・ウォーム起動の実測)
- アカウント登録なしで使いたい
- 端末内データの暗号化が重要
- オフラインで書いたメモも、つながったら送りたい
- AIの処理は端末内で済ませたい
- Freeプランで毎日3通まで、期間を気にせず無料で使いたい
- メモからAIがアクション提案してほしい
- AndroidやMacでも使いたい
- メモポストAIで業務効率を上げたい
- アカウント登録は気にしない
- ノイズレスデザインが好み
よくある質問
メモポストのAI機能がなくても困りませんか?
シンプルメモにも端末内AIがあり、Obsidian連携で「AIタグ自動追加」をオンにすると、送信時にタイトル・タグ・種別を付けます(既定はオフ。タグ付けのためにメモを外部へ送ることはありません)。メモから次の行動をAIが提案する機能はないため、AIの提案を使いたい方にはメモポストが合います。
メモポストはサーバーにメモを保存しますか?
公式サイトでは確認できませんでした(アカウント登録が必要で、AI提案はメモの内容をもとに作られます)。シンプルメモはCloudflare Workers経由で中継するだけで、メモ本文をSimple Memoのサーバーに保存し続けません。
メモポストとシンプルメモの料金体系の違いは?
シンプルメモは1日3通まで無料で(「Obsidianのみに保存」はPremium)、利用期間の制限はありません。Premiumプランで送信無制限になります。メモポストの無料プランはメール月20件・AI提案月5回までで、有料のプロ(月額550円)とエキスパート(月額880円)があります(公式サイトの価格)。
メモポストからシンプルメモに送信先を引き継げますか?
シンプルメモで同じメールアドレスを送信先に設定すれば、メモポストで送ったメモもシンプルメモで送ったメモも同じ受信箱に届きます。データ移行の手間は不要です。
デスクトップからもメモを送りたい場合は?
開発者によると、メモポストはMacでもApp Storeから入れられます。シンプルメモはiPhone(とApple Watch)向けです。パソコンではメールソフトで自分にメールする方法を併用するのも選択肢です。
関連ページ
参考文献
- メモポスト公式サイト(料金プラン・Android対応・アカウント登録。2026年10月15日確認)
- 開発者のnote「メモポストがデスクトップ対応していた衝撃」(2024年12月31日。Mac版の記録)