Obsidian / Canvas

小さなカードで、保存内容まで確かめる

ObsidianのCanvasを使う
カードを並べて、線に名前を付ける

空のCanvasを作り、短文二枚と既存ノート一枚を置いて、線とラベルを保存する練習です。Linux版の実画面と保存ファイルを使い、カードの移動と開き直しまで確認しました。

文章を置く、ノートを参照する、線でつなぐ

Canvasは、テキストカードやノートのカードを平面上に配置するObsidianのコアプラグインです。まずは三枚だけを並べ、二枚を線でつなぎ、その関係をラベルに残します。本文と参照するノートが保存されているかも確認します。

カードの文章と参照メモは著者作成の短文です。実際の利用者の記録ではありません。図の並びは手動で配置したもので、知識の正しさや生産性を測った結果ではありません。

1. コマンドパレットから、空のCanvasを作る

今回の環境では、Canvasとコマンドパレットを有効にしました。Ctrl+Pでコマンドパレットを開き、Canvas: Create new canvasを選びます。左のファイル一覧にできた名前はUntitled.canvasでした。空の状態で保存した原ファイルは{}の2 bytesです。

これから置くカードの文章は、架空の観察と確認の案内です。参照用の資料/参照メモ.mdは、アプリ起動前に用意しました。カードを追加する操作は、実際のCanvas上で行っています。

2. 短文二枚と、既存ノート一枚を置く

Canvasの空白部分をダブルクリックし、テキストを入力します。別の空白部分でも同じ操作をして、二つのテキストカードを作りました。保存した全文は次のとおりです。

テキストカードA

# 観察カード

著者作成の短文を並べます。

テキストカードB

# 次の確認

参照メモを開いて本文を確認します。
Canvasに二つのテキストカードを入力した実画面
二つの短文カード。高さ60で、表示中の部分とスクロールバーが見えます。 原画像を開く

続いて、ファイル一覧の資料/参照メモ.mdをCanvasへドラッグします。三枚目は、そのMarkdownを参照するファイルカードです。今回の保存データでは、二枚がtype: text、一枚がtype: fileになりました。

短文カードの高さは60で、全文を一度に表示していません。画像のカード内にはスクロールバーがあり、見えている部分が違います。カード内の表示だけで全文を判断せず、本文や保存内容も確認します。

3. 二枚をつなぎ、線に「本文を確認」と書く

  1. 観察カードの右端にポインターを置き、現れる丸から次の確認カードの左端へドラッグします。
  2. 作った線をダブルクリックします。
  3. 本文を確認と入力し、Escでラベルの編集を終えます。
二つのテキストカードの間に本文を確認という接続ラベルと参照メモが表示される実画面
二枚を線でつなぎ、「本文を確認」を付けた実画面。三枚目は既存Markdownのファイルカード。 原画像を開く

保存した接続は、観察カードの右側から次の確認カードの左側へ向かい、ラベルは本文を確認です。三枚目の参照メモには、この例では線をつないでいません。画像でも、二枚の間のラベルと参照メモの本文を確認できます。

4. カードを選び、内部をドラッグして位置を変える

参照メモのファイルカードを選び、内部からドラッグして移動しました。最初の操作では境界をつかみ、意図せずサイズを変えてしまいました。その状態を記録した後、Ctrl+Zで戻し、内部をドラッグし直しています。

参照メモのファイルカードを内部ドラッグで移動した実画面
Undo後、内部ドラッグでファイルカードだけを移動した実画面。接続とラベルは保存されています。 原画像を開く

最終的な保存データでは、ファイルカードの座標だけがx=-32, y=61からx=-160, y=-60へ変わり、400×400の大きさ、参照先、IDは同じでした。ほかの二枚の本文と接続の意味も同じです。

これは一枚の内部ドラッグを確認した記録です。サイズ変更の機能を一通り検証した操作ではありません。座標は保存内容の比較で、所要時間や効率を示す値ではありません。

5. 保存して、別ノートからCanvasを開き直す

Ctrl+Sで保存し、ファイル一覧から別のMarkdownを開き、その後Untitled.canvasへ戻りました。保存済みの三カード・一接続・ラベルを確認しています。

別のMarkdownからCanvasを開き直し三枚のカードと接続ラベルが表示される実画面
Canvasを同じアプリ内で開き直した実画面。保存bytesは同じで、表示位置とカード内のスクロールは変わっています。 原画像を開く

移動後・再表示後・アプリ終了後のCanvas原本は、いずれも612 bytesでSHA256が一致しました。一方、Canvasの表示位置とテキストカード内のスクロール位置は変わっています。保存ファイルの一致と、画面表示が完全に同じであることは別の確認です。

今回は同じアプリのプロセス内で開き直しました。アプリ全体を終了して再起動した後の復元、別端末や同期は試していません。最後にGeneral設定でapp/installer 1.13.7を実表示し、自分のアプリと表示用プロセスを正常終了しました。

練習用Canvasと参照メモを保存する

次の二ファイルは、実操作後に保存した原本と同じbytesです。Canvasが参照する資料/参照メモ.mdの相対パスも保ちます。個別に保存する場合は、同じ保管庫内で次の配置に合わせます。

Untitled.canvas
資料/
  参照メモ.md
保管庫内の相対パス原ファイル
Untitled.canvasUntitled.canvasを保存(612 bytes)
資料/参照メモ.md参照メモ.mdを保存(214 bytes)

二ファイルをまとめて保存する(ZIP)

ZIPは記事準備時に作った新しい配布用パッケージで、二ファイルの本文と相対パスを保持します。展開後のパス・SHA256を原本と照合しました。読者側での取り込み、別の保管庫、公開サーバーからの配送は未検証です。

保存したCanvasの全文を見る(612 bytes)
{
	"nodes":[
		{"id":"3f4ab2bb724d8e0a","type":"text","text":"# 観察カード\n\n著者作成の短文を並べます。","x":-507,"y":-289,"width":250,"height":60},
		{"id":"e3670f8ddf28da4b","type":"text","text":"# 次の確認\n\n参照メモを開いて本文を確認します。","x":73,"y":-289,"width":250,"height":60},
		{"id":"678949267c596805","type":"file","file":"資料/参照メモ.md","x":-160,"y":-60,"width":400,"height":400}
	],
	"edges":[
		{"id":"ddb0f48d2fcb7657","fromNode":"3f4ab2bb724d8e0a","fromSide":"right","toNode":"e3670f8ddf28da4b","toSide":"left","label":"本文を確認"}
	]
}

よくある質問

Canvasのテキストカードとノートのカードはどう違いますか?
今回のテキストカードの文章は.canvas内のtextフィールドに保存され、ノートのカードは資料/参照メモ.mdをfileフィールドで参照しています。テキストカードを別のMarkdownへ変換する操作や、バックリンクの動作は試していません。
カード同士をつなぎ、線に名前を付けるには?
カードの端にポインターを置き、現れた丸を別のカードへドラッグします。線をダブルクリックし、ラベルを入力してEscで編集を終えます。今回、二つのテキストカードをつなぎ、本文を確認というラベルを保存しました。
ダウンロードしたCanvasには、参照メモも必要ですか?
この例のファイルカードは資料/参照メモ.mdという相対パスを参照しています。Untitled.canvasだけでなく、同じ保管庫内の資料フォルダに参照メモ.mdを配置する構成です。二ファイルの元の相対パスを保つZIPも用意しました。読者側での取り込みや別の保管庫は未検証です。
保存したCanvasを開き直せば、画面も完全に同じになりますか?
今回、同じアプリ内で別ノートへ移動してCanvasを開き直すと、保存した612 bytesとSHA256は一致しました。一方、画面の表示位置とテキストカード内のスクロール位置は変わりました。アプリ全体の再起動後、別端末、同期、速度や生産性は確認していません。

検証環境と確認範囲

  • 環境:Linux版Obsidian 1.13.7、インストーラー1.13.7、コミュニティプラグインなし。著者作成の小さな日本語保管庫。
  • 実GUI:コマンド選択、新規Canvas、テキスト入力、ファイル一覧からのドラッグ、接続とラベル、Undoと内部ドラッグ、保存、別ノート経由の再表示、General設定、正常終了。
  • 補助:初期Markdownの用意、保存原ファイル、readonlyのCanvasデータ・active view・DOM位置の読み取り。カードの生成・接続・移動をアプリAPIで行っていません。
  • 原画像:実画面のPNGを加工せず掲載。短文カードの全文は一度に見えず、再表示時の表示位置も同一ではありません。
  • 未検証:group、色、画像・音声・Web埋め込み、変換、全サイズ変更、全アプリ再起動、大Canvas、正式なJSON Canvas規格適合、iOS/Android/Windows/macOS、Sync、SimpleMemo、速度・生産性・流入効果。

実操作は2026年10月1日(日本時間)、記録UTCは2026年9月30日です。初期準備の失敗と復元、原画像・保存ファイルの対応は検証記録にまとめます。

公式説明の確認先

公式説明には、この例で試していない機能も含まれます。本サイトは独立アプリ「Obsidian連携シンプルメモ」の開発者サイトで、Obsidian公式の記事ではありません。