Obsidian · 日次と週次のノート

デイリーノートを強化するプラグイン — Calendar/Periodic Notes

日付や週番号から、振り返りたいノートを開く入口を用意します。CalendarとPeriodic Notesを組み合わせ、日誌と週誌を作成・保存し、同じアプリ内で再び開いた実例です。

検証日: 2026年9月30日(UTC) · Linux版 Obsidian 1.13.7

二つの役割を分けると、設定しやすい

Calendarは「いつのノートを開くか」の入口、Periodic Notesは「どこへ、どんな名前と本文で作るか」の設定です。 今回は日次の2026-09-30と週次の2026-W40を作り、テンプレートの本文に著者の確認文を加えて保存しました。

Obsidian標準のDaily notesや、iPhoneから日誌へメモを追記するルートはデイリーノートの親記事で扱っています。この記事はデスクトップのカレンダー操作と日次・週次の設定に絞ります。

機能役割この例で確認した範囲
Core Daily notesObsidian標準の日次ノート機能。実GUIで有効化。標準機能だけを使った日次作成とは分けて、以下の二つを組み合わせました。
Calendar 1.5.10日付と週番号からノートに進むサイドバー。日付30、週番号40、作成確認、前月と当月の移動。
Periodic Notes 0.0.17Daily/Weeklyの保存先、書式、テンプレート。日誌と週誌の設定、実際の作成本文、保存、同じアプリ内での再オープン。

ここで使った版は、公式の非betaタグから選んだCalendar 1.5.10とPeriodic Notes 0.0.17です。最新・現在の推奨版や、他の版で同じ結果になることを保証する記録ではありません。操作したUIの版も、下の元画面で確認しています。

検証した版を用意し、有効にする

この実例では、公式リリースのファイルを隔離した著者Vaultへ手動配置し、その後の有効化と操作をGUIから行いました。Community pluginsのBrowse → Installをクリックして導入した検証ではありません。

  1. 練習用のVaultに、空の日誌、週誌、テンプレートフォルダを用意します。この例の入力は下のMarkdownを使っています。
  2. Calendar 1.5.10の公式リリースと、Periodic Notes 0.0.17の公式リリースから、この例で使ったファイルを確認できます。手動配置の構成は下に示します。
  3. Settings → Core pluginsでDaily notesをONにします。今回の操作ではCommand paletteもON、Quick switcherはONの状態を確認しました。
  4. 自分で用意したVaultのTrust確認後、Settings → Community pluginsでPeriodic NotesとCalendarをONにします。以下の元画面は、この二つを実際に有効にした後の表示です。
  5. 右サイドバーを開き、Calendarのタブを選びます。Backlinksなどの別タブのままでは、日付の画面は見えません。
.obsidian/plugins/calendar/
  manifest.json
  main.js
.obsidian/plugins/periodic-notes/
  manifest.json
  main.js
  styles.css

Calendarのこのリリースではスタイルがmain.jsに含まれ、別のstyles.cssを取得していません。上は実際に置いたファイルの構成です。プラグイン本体はこのページの配布ZIPへ含めていません。

CalendarとPeriodic Notesの実バージョン表示とONの設定画面
新しい著者Vaultで有効にした実画面。Calendar v1.5.10、Periodic Notes v0.0.17の表示とONを観測しました。 元画像を開く

日誌と週誌の保存先を、先に揃える

Settings → Periodic NotesでDaily NotesとWeekly NotesをONにし、次の値を入力します。フォルダとテンプレートは、あらかじめVault内へ用意します。今回の設定入力は実GUIの表示と保存JSONを照合しました。

設定Daily NotesWeekly Notes
FormatYYYY-MM-DDgggg-[W]ww
Note Folder日誌週誌
Note Templateテンプレート/日テンプレート/週

Settings → CalendarではShow week numberとConfirm before creating new noteをONにしました。今回の週開始日はLocale default(Sunday)、アプリのロケールはen、環境のタイムゾーンはUTCです。全ての週境界やロケールの組み合わせを検証した結果ではありません。

Periodic Notesの実GUI設定、DailyとWeeklyのフォルダ書式テンプレート
日次・週次をONにして固定値を実GUIから入力した前の独立試行の元画面。この保存JSONを新しい作成検証へ同じbytesのまま引き継ぎました。 元画像を開く
Calendarの週番号設定の元画面
CalendarのShow week numberをONにした実GUI
Show week numberを実GUIでONにした元画面。作成試行でも同じ保存設定を引き継ぎました。 元画像を開く

日付30から、日誌を作って開き直す

日次入力をテンプレート/日.mdへ保存します。ここで使う日付変数はObsidianのネイティブ書式です。

日次テンプレートの入力全文
# {{date:YYYY-MM-DD}}

これは著者作成のデイリーノート用テンプレートです。

## 確認

- [ ] 保存した本文をもう一度開く
- [[索引]]
  1. Calendarの2026年9月30日を選びます。今回、確認画面は開いていたSettingsの別ウィンドウに出ました。
  2. New Daily Noteで対象の2026-09-30を確認し、その画面のCreateを選びます。メイン画面のエディタへ日誌/2026-09-30.mdが開きました。
  3. 見出しが2026-09-30へ置き換わった本文へ確認文を一行加え、Ctrl+Sで保存しました。
  4. 索引を選んで別の本文へ移り、左のファイル一覧から日誌/2026-09-30.mdを一度選び直しました。保存した235 bytesの本文は、開き直した後も一致しました。
Calendarの日付から作成した日誌の再オープン後の実画面
日付クリックから作成し、著者の確認文を保存後、ファイル一覧から同じノートを再び開いた元画面。日付見出しと本文を保存ファイルと照合しました。 元画像を開く
日誌の実保存全文と作成確認画面
GUIで保存し、再び開いた日次本文の全文
# 2026-09-30

これは著者作成のデイリーノート用テンプレートです。

## 確認

- [ ] 保存した本文をもう一度開く
- [[索引]]

著者確認: Calendarの日付クリックで開いた本文を保存。
New Daily Noteで2026-09-30をCreateする実確認画面
メインとは別のSettingsウィンドウに表示された実際の作成確認。そのCreateを選んで日誌を作りました。 元画像を開く

週番号40から、週誌を作って開き直す

週次入力をテンプレート/週.mdへ保存します。週次の本文は静的な著者テンプレートです。任意の週変数が置き換わった例としては扱っていません。

週次テンプレートの入力全文
# 週の確認

これは著者作成の週間ノート用テンプレートです。

## 確認

- [ ] 一週間の対象を記録する
- [[索引]]
  1. 週番号の列を表示したCalendarで40を選びます。この環境では対象の名前は2026-W40でした。
  2. Settingsの別ウィンドウに出たNew Weekly Noteの2026-W40を確認して、実際のCreateを選びます。
  3. 週誌/2026-W40.mdに開いた本文へ確認文を一行加え、Ctrl+Sで保存しました。元の静的な週次テンプレートに、この一行を追加した結果です。
  4. 索引へ移り、左のファイル一覧から週誌/2026-W40.mdを一度選び直しました。保存した219 bytesの本文は、再び開いた後も一致しました。
Calendarの週番号40から作成した週誌の再オープン後の実画面
週番号から作成し、著者の確認文を保存後、ファイル一覧から再び開いた元画面。週番号40と静的な本文・追加した確認文を観測しました。 元画像を開く
週誌の実保存全文と作成確認画面
GUIで保存し、再び開いた週次本文の全文
# 週の確認

これは著者作成の週間ノート用テンプレートです。

## 確認

- [ ] 一週間の対象を記録する
- [[索引]]

著者確認: Calendarの週番号から開いた本文を保存。
New Weekly Noteで2026-W40をCreateする実確認画面
日次とは別の一回の実クリックで出た週次作成確認。対象は2026-W40です。 元画像を開く
前月へ移動し、当月へ戻した元画面

別の固定試行では、CalendarのPrevious Monthを一度選んでSep 2026からAug 2026へ移り、Next Monthを一度選んでSep 2026に戻りました。全ての月・年境界の操作を確認した結果ではありません。

Calendarで前月の2026年8月を表示した原画面
前月へ一度移動した実画面の見出しはAug 2026。 元画像を開く
Calendarで当月の2026年9月に戻った原画面
次月へ一度移動して戻った実画面の見出しはSep 2026。 元画像を開く

練習用の入力と、実保存例を取得する

入力の索引とテンプレート3件、GUIで作った保存例2件を分けています。プラグイン本体や設定JSONは含みません。既存のノートへ上書きしないよう、入力を自分の練習用Vaultへ置く構成です。読者のVaultへの取り込み操作は未検証です。

つまずいたときの確認とFAQ

CalendarとPeriodic Notesは、どちらも必要ですか?
日付を選ぶ入口と、日次・週次ノートの設定を組み合わせたいときに、この例の二つを使います。Calendarはカレンダーの入口、Periodic NotesはDaily/Weeklyのフォルダ・書式・テンプレートを設定する側です。日次だけの標準設定を知りたい場合は、親記事のデイリーノート解説から始められます。
週番号が表示されないときは?
今回のCalendar1.5.10では、SettingsのCalendarにあるShow week numberをONにすると、左端に週番号の列が表示されました。右サイドバーを開くだけではBacklinksなどの別タブが選ばれていることがあるため、Calendarタブを選んでください。
日付をクリックしても本文に移れないときは?
今回、New Daily NoteとNew Weekly Noteの作成確認は、メイン画面ではなく開いていたSettingsの別ウィンドウに表示されました。両方の画面を見て、対象ファイル名を確認し、その確認画面のCreateを選びます。確認前に同じ日付を何度も押した結果は検証していません。
週次の書式はYYYYとggggのどちらですか?
この固定例で使った値はgggg-[W]wwで、2026-09-30の環境では2026-W40を作成しました。週の年を表す書式と日付の年は境界で一致しない場合があるため、形式を混ぜず、アプリの週開始日とロケールも確認します。全ての年境界・ロケール・タイムゾーンの結果は未検証です。
テンプレート変数やTemplaterも使っていますか?
日次入力にはObsidianのネイティブな{{date:YYYY-MM-DD}}を使い、実作成で2026-09-30への置換を確認しました。週次は著者の静的な本文です。Templater、JavaScript、任意の変数や全ての書式トークンの実行は、この例に含めていません。
iPhone、SimpleMemo、同期でも同じように動きますか?
実操作を確認したのはLinux版Obsidian1.13.7の著者Vaultです。iOS、Android、他OS、Obsidian Sync、SimpleMemoとの連携、端末間同期、速度・生産性・流入の効果は、この記録では検証していません。iPhoneから日誌へ追記するルートは、別のデイリーノート記事を参照してください。

実際に確認した範囲と公式資料

  • 公式Linux版Obsidian 1.13.7/Installer 1.13.7、英語UI。Calendar 1.5.10/Periodic Notes 0.0.17の実バージョン表示。
  • 著者Vaultでの実GUI設定、日次と週次のそれぞれ一つの作成確認・本文・保存・同じアプリ内での再オープン。月移動は別の固定試行で確認しました。
  • プラグインの公式release assetsは手動配置。補助コードは初期環境の用意と状態・保存ファイルの読み取り、原本コピーへ使用しました。ノートの作成・編集・保存・再オープンをAPIで代替していません。
  • 公開するPNGとMarkdownは元ファイルのbytesを保っています。iOS、他OS、SimpleMemo、Sync、全日付・週・月・時刻・タイムゾーン、生産性・流入への効果は未検証です。

準備段階の起動停止、beta版の画面と保存設定の不一致、非表示タブへのクリック、別ウィンドウの確認画面を見落とした失敗は、元の失敗として残しています。この記事の作成・保存例は別の固定試行に基づきます。Ctrl+OではQuick switcher画面を観測できず、同じ保存先のファイル一覧からの実クリックで初めて開き直しました。詳細と元ファイルの対応は検証記録へまとめます。

実際のGeneralバージョン画面
Generalに表示された実Obsidian版1.13.7とInstaller版1.13.7
別ウィンドウに残る作成確認を処理した後、Generalを実GUIから一度選び、appとinstallerの1.13.7を観測しました。 元画像を開く

原本・設定と実操作の記録は別々に照合しています。公式releaseのファイルとsourceの同一ビルド再現までは検証していません。

次は、日誌へメモを残す入口を決める

日付・週番号から開く形を用意した後は、日々の短いメモをどこから追加するかを選べます。iPhoneからObsidianの日誌へ追記するルート、標準の日次ノートと日付形式の確認は、親記事で扱っています。